傘蟻どこやったっけな 〜ピンクとグレー読了〜

あけましておめでとうございます。

ことしも中途半端な記事を書いていきますよ。

絡みのない方々も、どうぞ宜しくお願い致します。

 

いよいよ映画「ピンクとグレー」が公開されますね。

シゲアキ担のかたのブログで、映画の内容(予告)が原作と全然違うというのを拝読して、その方の叫びが結構悲痛だったので、これは原作読んでからじゃないともったいないのかな・・と思っていたので読みました、「ピンクとグレー」。

 

※「ピンクとグレー」読む前の私↓

①傘蟻は既に手元にあって、「染色」だけ読んでいました。

なぜ「染色」だけなのかというと・・シゲの小説って、もう、「100パー加藤シゲアキ」じゃないですか?読み進めるうちに何度「あああ!(顔真っ赤)」て言って本を閉じたか。「染色」読み切った所で置きましたよ。なんつーか。。一気に読むのはもったいない様な気がしたし、耐えられなかった。でも作品にはびっくりしたし、変な言い方だけど面白くてショックでした。

 

②ここ1年でシゲに対する信頼感がアップ

2015年のシゲ、凄かったですよねえ。私、もともとシゲに対する評価高くなかったんですよ。にうすにはまった頃(4人になったばかりの頃)はちょっと嫌いでした。なぜかというと、私は小沢健二さんを若い頃からずーーーーーーっと好きで、ちょっと前にシゲが小沢くんを評価しているのを聞いて、ちょっとそれは気にくわなかったというか、このクソサブカルがくらいに思っていた。

だけど、1万字くらいからかなあ?たしか小山の1万字が欲しくて本屋に行って、中身を確かめたらもうシゲのが売っていて(小山の次の月がシゲだった)「シゲかよ!!」って独りゴチたんですが、ちょうど人と待ち合わせをしていたので暇つぶしに立ち読んでたら「うわなに。。これ面白い」ってなって、結局お買い上げしたんです。

1万字はインタビューだから、でもアイドルだからね脚色は入ってるんだろうなくらいの気持ちでいつも読むんですけど、シゲの1万字凄かった。凄く生というか、いや、こんなこと話さなくていいのに、例えば小山みたいにもっと綺麗に言えばいいのに、例えば手越みたいに強い気持ちに包んでしまえばいいのに、と思った。

こんな風に生き様を見せられる人ってなかなかいないなと、ちょっとシゲを見る目が変わったんですよね。

そうするとレポートだったりインタビューだったり、「誰かと絡むシゲ」の程よい失礼感に感心させられ、いやーシゲの失礼なのに可愛がられちゃう魅力ってなんだろね?悪気ない愛されっこだからかな?いやーこのバランスのまま行ってほしい、こういうの、危ういバランスだからなー、キープしてねシゲ!

 

③シゲのソロがシゲの作品だったといまさら知る(ほら私シゲに興味なかったから)

うっそ!えうそ、ヴァンパイアがシゲの!?え、ドリームキャッチャーもエスコートも?すっげ衝撃受けました。

わたしシゲのソロは結構好きで、それこそリリース時、「ヴァンパイアだからさ」何回言うたか。いやバカにしてません、私ああいう世界観一周まわって好きです。山下ぴの愛テキサスみたいな・・滑稽とかっこいいをいったりきたりする感じ、すきなんです(バカにしてません)

だから「ヴァンパイアはかく語りき」も、シゲがあえてニッチな所狙ったんだなと、いや完成度高いなって思ってたから、アレがシゲの作詞って聞いてたまげて・・。

面白くなったからヴァンパイアの歌詞、読み返してみて、うわ、ってなって。。

これも100パーシゲじゃんか。

 

「ヴァンパイア」、面白ソングとしてしか触れてこなかったけど、これ、ヴァンパイア=アイドルなんじゃないか。この世界観、(まだ読んでいないけど)まさに「ピンクとグレー」なんじゃないか。

※この時、「ピンクとグレー」の予告は見ていたし、幼なじみがスターになってうんぬんみたいなストーリーの大筋を噂レベルで知っていた。

 

 

もちろんシゲはアイドルでいる事に肯定的だろうけど、一方で傍観者である方のシゲがこういうものを書かせるんだろうなと。もっのすっげ面白いなシゲってなって、その日中にピングレ買ったんですよね。そしてピングレも120パーシゲだった。

 

「ピンクとグレー」、シゲに主演して欲しいって言う声もあったようだけど、そういう人は美恋魂の加藤シゲアキ「ヴァンパイアはかく語りき」をお薦めします。

いやーすげえです、世界観作って、その世界はヴァンパイア=アイドルのダブルミーニングになっていて、それを 作った本人自ら体現してみせる。そこは現実であり虚構でもあるという入れ子の構造になっていて。。ってもうわけわかんねえよ!すげえよシゲ!

 

こんなすげえことをさあ、さらっとやっちゃってるんですよね。私気づかなかったもん。あの時シゲを見てなかったから。すげえもったいない事をしたような気がした。私あそこにいたのに。リアルにすげえええええって思いたかった。もったいない事をした。後悔。

 

2015年は、そんな深読みに値する男シゲアキの頭の中を公開する様な試みや環境が整ってきて、こんな私でも注視できるようになってきた。これからも目がはなせないなと、2016年はなにひとつ見逃さない様にガン見していきたいと思います。

とりあえず、傘蟻の残り読もう。ドラマはじまるまでに読まなきゃ・・